プロフィール

Author:「風来望」
小説を書くため気軽にきつねに近づくも、気がつけば、逆にきつねに憑かれてしまっていた、彷徨える羊使い。
最近は、その場の思いつきで小説を綴ることも多い。

きつね好きと自称する度に苦笑いを受ける理由を、日夜考え続けている。
他にも、ロック、クラシック、美術、歴史、サイエンスなどがお好み。

星が見える名言集100

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飛べない人

人が空を飛べないその理由を、
いつだったか誰からか聞いた。

幼い頃のおぼろげな記憶。
そこに出て来た背の高い黒い影、
しかしながらも暖かい表情のその男は、囁くように話し始めた。


人が空を飛べないのはね。

人が空を飛べないのは、
その空を飛ぶ切なさに、人では寂しくて堪えられないからなんだ。

人は、
その広すぎる空から、
ちっぽけな大地を見下ろして、
その寂しさと儚さ、孤独感に耐えられるほど強くないから、
だから人は空を飛べないんだよ。


男は空よりは狭いこの大地に立ち、遠い眼でもって空を見上げていた。
手を広げて翼のはためく真似をしながら、
それでも、空を飛べないわけを話し続ける。


鳥は人より勇敢だったんだ。
君は知ってるかい?
これはね近年分かってきた事なんだが、
鳥は思った以上に頭のいい動物で、
特に視覚感覚はずば抜けているんだそうだよ。

鳥は大地を蹴って羽ばたいたその日から、
人の代わりにその光景を見続ける道を選んだんだ。
その役目を全て引き受けて、
一心に切なさを背負って、
孤独で何もない空を一人で飛び続けている。

僕はこの事から想像したんだ。
鳥類の祖先は恐竜。
人類はまだ生まれて数百万年足らずだが、
恐竜は過去、何億年も生きた。
何億年も生き抜いて、
きっとその結果として、その切なさの真理みたいなモノに辿り着いて、
結果、大地を蹴ったのではないだろうか。
最も悲しい領域に最初に挑んだんだのではないのだろうか。

他の種族が自分たちの悲しみを引き継いで行かないためにも、
そしてそれ以上に、空を生物圏として独占して、
その悲しい場所に誰も入って行けないようにしたんだと僕は考えるんだ。

君はどう思うかい。
これは単なる僕の妄想かな。
だって鳥はあんなにも悲しそうな眼をしてるだろう。
あそこにある自由はきっと≒孤独。
見ているだけで人を魅了する、危険な青。
それはやがて赤となって、最後は黒になる。

でもね、
人はやはり、いつの日にか、その力で飛ぶ。

それは恐らく「夢」と言う。
どこで間違えたのか、
僕らは夢を持った勇気のある不合理な生き物となった。
不合理は人を支え、
今日も明日も僕らは夢を見るだろう。

もしかすると、この星ははまだ白亜紀で、
そしていっそのこと、
僕たち自身、
冬眠中の恐竜が見ていた夢であったら。

僕の心が寂しさから救われる事もあるのだろうか。



撃沈、激鎮。

「ラーメンズ」、最高!
ハマりにハマってしまった自分です。

先日、久しぶりに会ったお笑い好きの友人に
ラーメンズを薦めてみました。
もちろん自信は充分。
その友人が今にも笑い出すであろう事、請け合いってな感じで、
パソコンの前に座り、若干ニヤつく自分を必死に抑えての御披露目です。
YouTubeのスイッチを緩やかに押して、
そしてあの独特の、僕の好きな世界観が始まりました。


10秒経過、笑いなし。
まあ、まださわり。
20秒経過、笑いなし。
あ、、、まあ、ちょっとツボじゃ無かっただけだろう。
30秒経過、笑いなし。
いたたまれなくて、オチの説明を始めてしまう僕。
そんな僕に追い打ちをかけるが如く、友人の一言が飛ぶ。
「えっ?これってどこで笑うの?」
「なっ!……!!」

きっとコントのチョイスが悪かったに違いない。
と思って、作戦変更。
前のがまだ途中にも関わらず、
全然違うノリのコントをクリックした。


10秒経過、笑いなし。
30秒経過、笑いなし。
40秒くらいで、ようやく一笑い。
「ああ、ここだけ面白い。」
そして約半分くらい見たところでトドメをさされる。
「もうお腹いっぱいやから、ええわ。」

外は、低気圧が来ているのか、
冬の雨が強風とともに荒れ狂っていた。
僕は、心にでかいパンチ。
へこみ過ぎて言葉も出ず。


すみません…。
共感を求めた僕が、バカでした……


寝不足につき

何だが、家庭の事情ってやつが立て込んでて、
トラブル続きの毎日となっています。
年始早々から忙しい。


何かを考えている時、
次第にその思考が脱線していって、
一体最初は何を考えていたのか分からなくなるって事、
よくあります。

まあ、分からなくなるというよりは、
思考がどんどん思い浮かぶ興味の方向へと伸びって行って、
脈絡なく違う関心事へと、とりとめもなく向かっていってるのですが、

そう、
それは大抵の場合、何の結論も生み出さない、
しかしながら、その考えているという過程自体が、
何か僕そのものなのじゃないのかと最近思いました。


昔から寝つきが悪いので、
夜、ベットに入るとよく考え事をしています。
というより、勝手に頭が動きだしてしまうのですが、
その考えている内容は
僕にとっては重要なことなんだろう、と思います。
小説のネタなんかもこの時によく考えていますが、
しかし考えるというその行為、
時に楽しかったり、時に嫌悪感に苦しんだり、
しかしそうしながらも悩んでいる行為、
これこそが僕である、と思ったのです。


「目的地にたどり着く事って、本当は目的じゃないのかもしれないね。」


今、密かにハマっているラーメンズのコントで聞きました。
この言葉に触発されて、ふと思いついた妄想の欠片です。
考えることって、これからの自分の為にする事なんだろうけど、
そこで目指している目的地よりも、
そうやって何かをやっている事の方が価値があるのかもしれません。


ある一夜の、他愛もない言葉遊び。


里帰り

何だか最近疲れ気味でやる気が出ない。
こんな時は少しボーとして過ごそうかと思ってみたり。。。
本音としては、三日くらい寝て過ごしたいなあ。


明日は五時間かけて田舎に帰ります。
目的は祖父の具合が悪いので、そのお見舞い。
祖父ももう年なので、仕方がない状態ではあるのですが、
取りあえず会っておこうかという事です。

しかしまあ、何と言いますか、ほんとの本音としましては、
田舎には有名な神社がありまして、
「神社が俺を呼んでるぜ」という心の声が響き、
そんな妄想という下心むき出しで帰省に臨んでおります。

田舎の空気に癒されながら、
久しぶりに懐かしい海と山の景色を。
晴れてくれるといいけどなあ。


迎えて

あけまして、おめでとう御座います。
今年もそこそこに、よろしくお願いします。


日付が変わるのを見届けてから家を出て、
近所の神社へと参拝して来ました。
そこはお寺の中にある小さな寺内社、
参拝客の殆どが寺の本堂に向かっている中で、
僕は行列から抜け出て、神社に向かいます。

そこは、スサノオ(元は牛頭天王)を祀る八坂系の神社、
僕の故郷の神社(大山祇神社)に祀られる大山祇神とは、
弟分でもあり、義理の息子でもあり、縁の深い神となっています。
今年は田舎に戻り、そちらの神社にも参拝するつもりでいるので、
そんな事を想像しつつの初詣でした。

今住む土地の神と産土神と、両方に御挨拶。
スサノオは僕の好きな稲荷の神(宇迦御魂之神)とも縁の深い神(親子)で、
今年は参拝しつつ神話の世界に浸れそうです。



初詣をした神社は高台にあって、
そこから眺めた新年初の夜景は、素晴らしくきれいでした。
思いがけない友人から便りが来たりと、
今年の始まりは、まずまずの出だしです。

去年一年はいろんな事があり過ぎて、
総括しきれない気持ちのまま、どっと過ぎました。
そんな風を受けつつ、今年も不安と期待を抱えて、
さてさて、新たな物語の開幕です。


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